続きである。
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1月31日
京都に電話すると、「やっぱり今日中に送るのは無理。。最短で2月7日になる。」という返事だった。
僕は激怒し、「昨日電話したときは明日送ると言っていたじゃないか!そんなことお客さんに言えるわけない!」と言い、もう一度もっと早くできないか考えてくれと伝えた。
お客さんに電話すると、実は2月4日にパーティーがあり、染め直した反物を2月1日までに受け取って、3日間で仕立てるつもりで、仕立て屋さんの手配もして、会場も抑えてある、と言われた。
高齢のおばあちゃんがお客さんの娘(おばあちゃんから見た孫)に最後に誂えたきものだそうで、それをそのパーティーで染め替えて袖を詰めて娘さんに着せることで婆ちゃんを喜ばせたい!という話だった。
これは是が非でも間に合わせなければならない。
お客さんがかなり好意的な方で、「うちの仕立て屋じゃ間に合わないから、そちらで仕立てて2月3日までに届けられないか?ざっと着せられる程度でも良いから。」と言われる。
その時僕は、まず2月3日までに染め直して仮縫いして直接茨城に送ってもらうか???と考えた。
染め職人に催促してもらいつつ、仮縫いができる仕立て屋さんがいないか探しておいてもらった。
同時にふと思いつく。
京都に任せて最終的に間に合いませんでした、じゃ、まずい。
やはり染め上がった瞬間に平塚に持ってきて、こっちで仕立てた方がリスクをコントロールしやすいし、絶対良いはず。
すぐに長い付き合いの仕立て屋さんに電話して状況を説明。
2月3日空いていないか、だるまやに来て仕立ててくれないか聞く。
なんとかやってみるという返事をもらった。
一人じゃ絶対ムリなので、もう一人仕立て屋さんに電話し、その人にも2月3日に来てもらうようお願いした。その人から、仕立てに使っている台をだるまやに持っていきたいが、自分じゃ持てない、と言われ、前日までに車で取りに行くと話した。
仕立て屋さんとの話の中で、単衣の方が早く縫えるから、単衣じゃだめか?と聞かれ、お客さんに相談してみると伝えた。
お客さんに電話。
単衣じゃだめか?と伝えたところ、パーティーの前にきものを広げて婆ちゃんに見せるため、それはまずいという返事。
これで仮縫いという選択肢も消えた。
なんとか2月2日の夜までに平塚にきものを用意して、2月3日の朝から仕立ててもらうしかない!
そして、1月31日の時点でできることをすべて終え、2月1日を迎える。
つづく。。。
その3はこちら
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