今朝、サタずばを見ていたら、とってもいいニュースが報道されていました。
その名も、農家の「こせがれネットワーク」。
日本の農家の現状はかなり危機的な状況で、農業従事者の年齢は70歳以上が47%、60歳以上が23%と7割が60歳以上だそうです。農家が減っていく影響で、元農地で現在は空き地になっている土地が3800km^2(東京都の総面積の1.8倍!!)あるらしい。現在、日本の食料自給率は40%以下ですが、今後農家が減っていくとさらに自給率が下がることは避けられないでしょう。
こせがれネットワークの発起人である宮路さんは大学卒業後、サラリーマンをしながら窮地である農業を何とかしようと思い、会社を辞めて農業を継ぐ決心をしたそうです。
農業は3K(汚い、キツイ、臭い)と言われているが、宮路さんいわく6K(汚い、キツイ、臭い、格好悪い、稼げない、結婚できない)。
それを3Kは3Kでも、格好いい、感動できる、稼げる産業に変えていきたいらしい。
具体的には、「10年後に小学生がなりたい職業1位に農業が選ばれるようにしたい」そうです。
その方針も新鮮で、共感できるものでした。
・最短最速で農業を変えていくためには、地盤を持っている二世が継ぐことが都合がよい
・自分ひとりで農業を変えていくことは無理だから共感する人と「ネットワーク」を組む
・・・ほかにもあったけど忘れてしまった。。
また、「かかりつけ農家(マイ・ファーマー)」という考え方を実践しているようで、これは僕も以前から思っていたのですが、農家に毎月固定金額を払って、その時期に取れた野菜を送ってもらうという考え方。
消費者としては、安全な旬の野菜を低価格で食べられるし、農家にとっては中間マージンが取られない分利益率がよいという両者にメリットがある形です。
21世紀はこういった小さくて個性的な活動家たちがネットワークでつながって新しい流通形態を築いていく時代になる気がする。農業は特に中間マージンを取られて苦しい産業だったと思うので、新しい風だなぁと感じました。
番組が終わってすぐにみやじ豚のホームページにアクセスしてみたら、混みあっていて表示されませんでした。(笑)
トップページを避けてアクセスしてみたところ、設立発起人会というのを立ち上げているらしいので、早速発起人に登録しておきました。
お金の融資ではなく、こせがれネットワークの広報や新事業の相談にのったり、名簿に名前が載ったりするらしいです。自分に何ができるかわかりませんが、今後の農業を支援していきながら、きものに応用できるところは応用していきたいと思います。
最初の支援として、このブログのサイドバーに「農家のこせがれネットワーク」用のコーナーを作りました。興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
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