2009/11/01

呉服屋であり、職人でもある身として、ふさわしい格好を考える

今日は親父とばあちゃんと仕事着についての話をしました。

だるまやに来てくれた友人から言われたこともあり、僕は以前から仕事着について考えていました。
ちょっと前までは普段着(Tシャツにジャージとか)を着てお店に出ていたのですが、最近はお店の印半纏ができたので、それを着てお店に出ています。

ただ、"きもの"という、衣食住の"衣"に携わるものとして、もっと衣服についてこだわりたいなと思っていました。

で、その想いを親父とばあちゃんにぶつけてみたわけです。

昔は職人がお店に立つということはなく、番頭と職人は線引きされていたらしいです。
呉服屋としては、きものでお店に立ちたいという気持ちはあるのですが、洗い張り職人としては、仕事をこなしていく上ではきものでは動きづらい面もあり、両立がなかなか難しいのです。

参考までに昔の洗い張り職人はどんな格好をしていたのかと聞いてみると、下は藍染の股引(ももひき)に、上は腰掛(エプロンのようなもの)姿だったらしいです。

それを呉服屋兼業にふさわしく、かつ、現代風にアレンジしてみようと考えています。
正直な話、股引でお店に立つのはちょっと恥ずかしいので。。

そこで、股引の形を少しアレンジして、白ダボをもう少しピッタリさせたようなものに、上は腰掛を着て仕事をしようかという話になりました。
で、お店に出るときは、その上から半纏を羽織って出ようかな、と。

これだったらどこから見ても職人として恥ずかしくなく、仕事もしやすい上に、お客様に失礼にもならないのではないかなというわけです。

とりあえず早めに調達して、実際に仕事をしてみて、良ければ仕事着として定着させていこうと思います。

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