2010/03/22

「佐藤可士和の超整理術」の感想

続いて、「佐藤可士和の超整理術」という本の感想を。

まず、この本を紹介してくれたぉぉっゃさんも言っていましたが、タイトルは失敗だと思う。
英語のタイトルである「KASHIWA SATO'S Ultimate Method for Reaching the Essentials」の方がしっくりくる。
整理というよりは、「本質を捉える手法」について書かれています。

読む前までは、「佐藤可士和さんは気鋭のデザイナーだ。僕とは違って、センスに溢れる人なんだろう。」と思っていました。ところが、アピールすべき本質を仮説と検証(ヒアリング)を使って捉えていく手法に、少しだけ親近感を感じた。もちろん、デザインセンスや本質に迫る手法など及びもつかないんだけど、今僕が努力している方向の遥か遥か遥か先にいるんじゃないかなぁと思えた。

空間の整理→情報の整理→思考の整理と整理術が進んでいくのですが、意外と空間の整理が参考になった。
特に、
「捨てることは"とりあえず"との闘いだ」
「捨てることの目的は、本当に大事なものを決め、大事なものをより大切に扱うことだ」
という言葉は良かった。

今まで整理が苦手だったけど、これからは身の回りを整理整頓させようと思う。

ということで、手始めに洗い張りをお願いされたきもののうち、返品となった品物の棚を小分けにし、あいうえお順にしまうことにした。
探す手間が半分くらいになったと思う。

最後に、「どう伝えるか?」よりも「何を伝えるか?」が大事だということを再確認した。
広告を考えることはビジネス全体を再考することだ、という僕の考えも間違っていなかったのかな。

基本的に誰が読んでも楽しめると思います。
特に、コンサルタント、デザイナー、マーケターあたりにはおすすめかな。

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