3000円の本の古本を3200円で買ってしまった経緯

先日iPhoneアプリで1巻だけ無料で配っていた、福本伸行さんの「銀と金」という漫画を全部読みたいなぁと思って、アマゾンのマーケットプレイスで探したのです。
全11巻でだいたい6000円くらいが定価なのですが、だいたい古本で送料込みで4000円くらいが相場のようでした。

購入ページはこちら。一度見てみるべし！

買いに行くの面倒だし、まぁ送料込みで3500円ならいいかと思って一番安価なところで購入。

で、数日後商品が届いたのです。
そしたら、コンビニで売ってる分厚い廉価版が5冊だった。



一冊600円が定価の本が5冊なので、3000円。
これを僕は3200円＋送料250円で買ったわけですよ。

思わずもう一度アマゾンのサイトを覗いてみたら、確かに下にちっちゃく「コンビニ版全5巻セットです。」とある。
一瞬困惑したものの、すぐに笑いに変わりました。



やるなぁ




僕としては

・なるべく安く全巻読みたい
・買いに行くのは面倒くさい
・廉価版が出ていることは知らない

という状態だったので、あまり怒る気にならなかったわけです。確かに3500円で全巻分読めましたから。

売った側としては、絶妙なところを付いているよなぁと素直に関心しました。
クレーム付けるほど怒る気にはならないし、一応購入前の画面に説明書きも（小さいながらも）あるわけです。
値段付けも定価より高くするという暴挙もなかなか面白い。
多分、全11巻を売っている中古本屋より若干安い値段設定にしたはず。
僕も、他に比べてあまりにも安いと、廉価版だと気づいたかもしれないし。

そしてネタとして面白いのが、買った本が「銀と金」だったということ。
この本、裏金融世界の騙し合いの話なのです。
買う前からすっかり騙されて、思わず笑いました。

これ、考えた人なかなかうまいな。
いや、思いつく人はたくさんいるでしょうけど、実際にやる人はなかなかいないはず。
クレーマーに絡まれたら面倒だし、そもそもそれほど儲からないとか考えるよ、普通。
でも、一購入での利益は少なくても、コンビニで廉価版が出ている本数十種類に同じ仕掛けをすれば、結構売上上がると思うんですよねぇ。

実際にやる行動としては、
・古本屋で廉価版を買い漁る
・ネットショップに掲載する
・アマゾンマーケットプレイスなどにも転載する。（クチコミ評価を上げておくことを忘れない笑）
・売れたら梱包して郵送
・（クレームが来たら多分すんなり返金するんじゃないかなぁ）

とまぁそれでもせめて定価の3000円より100円でも安くしとけよなぁとは思いましたね。
今でも懲りずに売ってますが、ダマされるのが嫌いな人は注意しましょうね。

やられたよ、ちくしょー。笑