2013/01/03

金子哲雄さんの「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」を読んだ

「ホンマでっか!?TV」やニッポン放送の「あなたとハッピー」に出演していて、先日41歳という若さで亡くなってしまった、金子哲雄さんの最後の著書、「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」を読みました。

金子哲雄さんの家では小さいころ、買い物のお釣りをお小遣いにするというルールだったそうです。
しかもお母さんは買う物のリストとギリギリのお金しか渡してくれなかったそうで、毎朝スーパーのチラシを隅から隅まで見て、卵はあの店、キャベツはこの店、と買いに行っていたそうです。
その後、今度はニュースを見ると、日本海側で大雨だから明日は魚の漁獲量が減るだろうから、明日は魚より肉の方が良いだろうな、など、ニュースの先を読む力がついたそうで。
そういった話をお母さんや近所のおばちゃんに話すととても喜ばれたそうで、そのことから将来は流通ジャーナリストになりたいと思ったそうです。
高校時代に数学で友達の数学好きに絶対勝てないと思ったことも原因だそうですが。

会社を一年間で辞め、すぐに講演などをこなしながらだんだんと有名になっていったそうです。

幼い頃に二人の姉と弟を亡くしたそうで、その分人の4倍仕事をしようと思い、毎日16時間働き、睡眠は4時間程度だったそうです。
それだけ働いても体はピンピンしていて、金子さんは自分はどれだけ過酷に働いても死なないんだと思っていたとのことで。

本の前半は金子さんの生い立ち、後半は病気との戦いと死ぬための準備のことが書かれています。
この死に向かう話がツラくて。
最後の奥さんの話は涙がボロボロこぼれました。

ほんとに急逝だったので、なんか来週のホンマでっか!?TVに平然と出ていたりするんじゃないかと思ってしまうんですけど、もう亡くなってしまったんですよねぇ。


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