午前中に嵐山の近くにある染め工場を訪問させていただき、お昼を食べて14:30くらいの新幹線で平塚に戻ってくる予定です。
9時半に同行してくれる方と待ち合わせをして、車で染め工場へ。
嵐山方面にある栗山工房さんを訪問しました。
うちも栗山さんの商品は以前から扱っていますし、蒸し以外の染めの工程をすべて見られるということで楽しみにしてました。
栗山工房さんでは、和染紅型という小紋を染めています。
創業者の栗山さんが沖縄の紅型に魅せられて、その技法を使いつつ、顔料ではなく染料で染める工房を始められたそうで。
沖縄の紅型と区別するために、和染紅型という名前を使っているそうです。
まずは紅型の工程を説明していただいく。
型紙作り→糊置き→彩色→糊伏せ→地入れ→水元、と。
基本的にはこの工程なのですが、地色によっては地入れを先にやることで糊伏せの工程を省くということもしているそうです。
西田さん曰く、昔ながらのやり方を守ることも大事だし、省ける手間は省くことでお客さんが手に取りやすい価格にすることも大切だ、と。
↓糊伏せした反物におがくずがかけてある状態
裏から見ると柄が分かりますね
こちらは染める前に呉汁と布のりを混ぜたものを引いているところ
染め上がった反物を洗うプール
サスペンス・ドラマの撮影に使われたことがあるらしく、死体が浮いたらしいです。笑
隣を流れている川の水を引き上げているそうで、川の水のメリットは年中冷たいことだそうです。
↓型染め
手染め
型染めした反物に色を挿していく。
どの部分に色を挿すかは大枠は決まっているものの、染める人の裁量らしいです。
なので、同じ型の小紋でも挿し色は変わってくるため、全く同じ反物はないということで。
その後、商品を見させてもらいながら色々と雑談。
↓こちらは染め体験で使っているテーブルセンター
↓日傘
↓バック
栗山さんでは、伸子を2種類使っているそうです。
カーボンと竹。
カーボンの伸子は染料溜まりができないこと、使い終わった後に煮なくてよいというメリットがあるらしいのですが、熱に弱いので、乾燥機で乾かすときは使えないそうです。
竹の伸子は染め溜まりができやすいのと、使った後に伸子の先に染料が付着するため、使い終わったら煮込んで染料を落とさないといけない、と。
なるほど〜という感じでした。
で、日傘を作った生地のあまりでがま口を作っているらしく、せっかくなので5個ほど買ってきました。
1個2500円なり。
でもって、うちにある栗山さんの小紋です
確かに挿し色がランダムになってるわ〜。
この後お昼に京都駅そばでラーメン食べておみやげ買って帰ってきました。
3日間盛り沢山な内容で、良い勉強させていただきました。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
さて、明日から七夕&感謝祭です。
頑張っていこーっと!
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