先週水曜日なので、10月8日の話になってしまいますが。
お客様から大山薪能にご招待いただきまして、人生二度目の能鑑賞に行ってきました。
ご招待いただいた方から、「とにかく寒いのでダウン着てきてください」と言われていたのですが、「まぁきもので行くから大丈夫だろう」と思って行ったのです。
日が落ちる前はそれほど寒くなかったのですが、日が落ちてからが寒い寒い。
足元が寒かったですね。
まぁでも耐えられないほどでもなく、能見学できました。
300人くらいいましたかねぇ。
演目が進むに連れて周りのお客さんの服装が一枚ずつ増えていくという展開。
暗い中の薪や、ライトアップされた舞台などなんとも良いムード。
狂言は鬼瓦と梟、能は俊寛でした。
狂言がですね、面白いんですよ。
僕は能鑑賞は2度目で初心者なのですが、狂言は結構笑えます。
鬼瓦のストーリーを簡単に言うと、「鬼瓦の顔が女房に似てる」っていうオチなんですよ。
イカツイ瓦が誰かに似てるなぁ、ん、あの釣り上がった目が似てる、んん、あの耳まで裂けた口が似てる、、ってな具合。
現代の漫才に比べたら超分かりやすい笑いなんですけど、これがですね、笑えるんですね。
演者が着ている衣装って相当高価なものなんですよ。
で、あの大舞台ですよ。
しかも語り口調はほぼ古語。
「あなおそろしや〜〜」ですよ。
それだけ大真面目に「鬼瓦が女房の顔に似てる!」ってやるわけです。
そのなんというか、手の込んだ感じがですね、めっちゃ笑えるわけです。
もう一つの演目の「梟」もめっちゃ単純な笑いなんですよ。
でもこれもまた笑えるわけです。
いやぁ笑いって奥が深いというか、ネタだけじゃないよなぁ、と。
なんというか、日本って素晴らしい国だなぁとか思ってしまいましたね。
その後、近くの旅館で大山名物の豆腐料理をいただいてきました。
ご招待いただきまして、ありがとうございました。
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