今日で2016年最初のお客様感謝祭が終了しました。
ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。
今月はほんとに忙しくて、特に土日は人数少ない上にお客様が多くいらっしゃいまして、てんてこ舞いな感じもありました。
お待たせしてしまった方、すみません。。
まだいろいろと集計していませんが、おそらく2016年の良いスタートが切れたのではないかと思います。
湘南ジャーナルの広告の効果だとか、その他もろもろ振り返りもしないとなぁと思っております。明日も頑張ろう。
しかし、忙しい日々が続いてくるとどうにも酒量が上がってきてしまいまして。
体が疲れるなら早く寝ようという感じなのですが、精神的に疲れて、閉店の時間くらいにはむしろ頭がハイになっているせいか、寝られそうにない状態に仕上がっておるのです。
今日もそうです。笑
そうすると、夕飯の仕度を早々にして飲みに行くわけですね。
友達と飲んだり、よく行くお店の方々と話したりしながら、段々と眠れる状態になってくるというか。
なんというか、贅沢な日々ですね。はい。
で、日本酒の最近のトレンドを少しのたまっておこうと思いまして。
僕は元々日本酒をずーっと飲んできたクチでして、と言ってもまだ12,3年なのですが。
大学時代のサークル合宿とか、だいたい安酒を買っていくんですよ。
でも、美味しくないもんで、僕は勝手に一升瓶を買って持って行ってました。
持って行っていたのは、天狗舞がメインで、当時手に入る日本酒の中では美味しい日本酒だったんですね。
宴会の盛り上がりがいったん終わって、落ち着いて飲むくらいになったときに、おもむろに天狗舞を持ってきてですね、合宿部屋の隅っこで飲み始めるわけですよ、日本酒好きな奴らと。
そうすると、なんか日本酒好きな女子とかも集まってきて、小さい輪が出来上がるわけですね。
おそらく、その当時有名だったお酒は、八海山や久保田だったと思います。今でも有名ですが。
その後、大学4年くらいから社会人1,2年目くらいまでの間に、地酒ブームがやってきます。
僕の記憶では、磯自慢とかが有名になり、十四代が幻の酒と呼ばれるようになりました。
磯自慢は個性的な味で、十四代はブームが落ち着いてきた当たりから飲めるようになって、いわゆる飲みやすいお酒という感じでしたね。
で、獺祭のブームが来るわけです。
自慢なんですけど、会社4年目からだるまやをやるようになった頃に、友達の家でしきりにホームパーティーをやっていたんです。その頃、品川のクイーンズ伊勢丹で獺祭が普通に買えたんですよ。
純米大吟醸50の4号瓶を片手に、友達の家に行き、当時周りで日本酒好きがいなかったので一人で空けて帰るということをやってました。
だんだんと周りが興味を持ち始めて飲ませてみると、「なにこれ!超旨い!」みたいになって、みんな日本酒好きになった、と。笑
あ、その前に、酔鯨、遊穂、貴、而今などの銘酒に出会いました。
そもそも藤沢の獺祭に行くきっかけは、神奈川で遊穂を飲める居酒屋を調べたのがきっかけだったりしたし。笑
だるまやの仕事をしながら平塚の居酒屋さんを巡るようになって、出会ったのが新政。
秋田の酒造ですね。
今では超有名になりましたが、初めて飲んだ「亜麻猫」というラベルの日本酒は衝撃的で、それを飲むために芳べえという居酒屋に通いまくり、八木と言えば亜麻猫、みたいな感じになったくらいです。笑
そんなこんなで、日本酒を飲み続けてもう何年なのだろうか。
今、僕なりにキテいる日本酒はというと、「日本酒とは思えない味の日本酒」と、「原点回帰した日本酒」たちです。
日本酒とは思えない味で言うと、青森の陸奥八仙のBrut、福井県の舞美人、栃木の仙禽あたりですね。
陸奥八仙Brutは目隠しして飲んだら100人中80人くらいは日本酒と思えないと思います。もっとかも。
言い方悪いかもしれませんが、僕が飲んだ感想は、「質の悪いシャンパン」でした。笑
質の悪いというか、雑味の多いと言った方が正確かな。
とにかく、日本酒の味じゃないのです。葡萄っぽい酸味があって、発泡度合いもシャンパンなんですよ。
これを飲んだ時は、正直もう日本酒に感動がなくなってきていた頃だったので、「うぉぉぉぉ」という感じでした。
で、今週飲んだ福井の舞美人。
福井と言ったら、まぁ黒龍なのですが、舞美人はすごいです。
スコッチウィスキーのようなピート臭がするんですよ。
なんなんだろう、あれは。だからスコッチハイボールみたいな風味があってですね。
うぉぉぉぉぉという感じで、おかわりしましたよね。
仙禽以外にもあるんですけど、最近ワインっぽい香りを出す酵母(77号酵母)がブームでして、仙禽の中にも77号酵母を使ったボトルがあります。
仙禽自体食中酒として旨いし、この77号酵母の仙禽も新しい挑戦という感じでGoodです。
で、原点回帰した日本酒ということで言うと、山口の「雁木」というお酒でしたね。
雁木は去年飲んだ時に、「あ、これ今年のベストだ」と前半に思ったほど衝撃的でした。
このジャンルはですね、鮨屋向きなんですよ。
鮨屋で置く日本酒って確かに難しくて、魚の香りを邪魔しちゃいけないけど、米の旨味だけじゃつまらないわけです。
八海山とか久保田しかないお店はつまらんし、一ノ蔵や浦霞もなぁ、、と。
じゃぁどんな日本酒がいいのさ?と聞かれると、僕だったら福島のお酒がまず一番に来るな、と。飛露喜とか、写楽とかがまず思い浮かびます。
ですが、雁木はその上を行ったなと思いました。
なんというか、スッキリしていて旨味があって、サーーーッと気持よく流れるんですよ。
茅ヶ崎の鮨屋で飲んだんですけど、「あ、ここ、最高!」と思いましたね。
だって、鮨屋で日本酒に感動するってほとんど無いんですもん。
というわけで、栃木の仙禽、山口の雁木、福井の舞美人、青森の陸奥八仙あたりが今年注目でしょうか。
秋田の新政も変わらず飲み続けますけどね。旨いし。
ということで、まだまだ日本酒の進化は続くんだなぁと思うと、飲兵衛はやめられんですな。笑
最後に、獺祭の温泉湯どうふのわかめしゃぶしゃぶは絶品だぜ!ということで。
陸奥八仙Brutも舞美人もここで出会えましたし。
日本酒に興味のある方は、↓の日本酒ぴあは面白いです。
僕が歩んできた日本酒の変遷とかなりマッチしました。
といっても、ほんの15年くらいの話なんですけどね。笑
と、ほとんど日本酒の話になってしまいましたが、ご来店いただいたお客様ありがとうございました。
2月も全力で仕事をしていこうと思います。
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