さて、今月読んだ本の感想、「今月の一冊」のコーナーです。
今月ご紹介する本は、「THE TEAM 5つの法則」です!
しかし、このところ幻冬舎の箕輪康介さん編集の本ばかり読んでいる気がします。。
うーむ。NewsPicks見てるからかな〜。
さて、本書ですが、成果を上げるチームの創り方を解説しています。
まずチームとは、共通の目的を持った集まりであり、目的がない場合は単なるグループである、というところから始まります。
僕は今、ひらつかの街の活性化事業をやっているのですが、今年はチームづくりが肝心だなぁと思ったのも読む動機の一つでした。
まぁ箕輪本はとりあえず読んでみる、というのもあるのですが。
最近、 「死ぬこと以外かすり傷」みたいな読みやすい本ばかり読んでいたので、少々読むのに時間がかかった印象です。
特に、文章の構成が少々まどろっこしいので、前半3分の2くらいまでは少ししんどかった。
が、後半のDecisionあたりから読みやすく(というか多分最も関心があった)なり、最終章の「私達の運命を変えた「チームの法則」」は秒速で読みました。笑
最終章は、他社に提案していたチームの法則を自社で適用したら、やる気のなかった組織がみるみる変わり、売上が10倍に、離職率が10分の1になったという実話です。
物語形式や実話は読みやすいですねぇ。
もしこの本を買って、途中で読むのをやめそうになったら、最終章を先に読むことをおすすめします。
最終章を読んでから、法則を読む方が読みやすいし頭に入ってきやすいと思います。
僕も今もういちど最初から読み返しているところです。
今後の街の活性化のチームづくりに活かそうと思います。
最後に、赤線を引いたところを箇条書きで。
・「目標を確実に達成するのが良いチームだ」これは必ずしも間違っているわけではありませんが、それ以上に大切なことは、「目標を適切に設定するのが良いチームだ」ということなのです。
・人材の連携度合いが小さい活動においては、似たようなタイプの能力を持った人材を集めたほうが良い。個人として金メダルを獲得した谷亮子選手が5人いれば、確実に団体戦で金メダルを取れるはずです。
・ファーストチェス理論とは、チェスにおいて「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」は、実際のところ86%が同じ手なので、できる限り5秒以内に打ったほうが良いという考え方です。
・多くのチームで、意思決定したことについてメンバーたちが「本当はこちらの選択肢のほうが良かったのではないか」「何故、こちらの選択肢を選んでしまったのか」というような不満を漏らし、きちんと実行がなされないということが起きています。
・意思決定者は反対や孤立を恐れずに、一人で決めよ。しかし、メンバーは意思決定者を孤独にするな。
・エンゲージメントを高めるための4Pがあります。Philosophy(理念・方針)、Profession(活動・成長)、People(人材・風土)、Privilege(待遇・特権)の4つです。
・4Pのどれでエンゲージメントを高めるのかを戦略的に絞り込むことは有効なアプローチです。
・エンゲージメント=報酬・目標の魅力(やりたい)✕達成可能性(やれる)✕危機感(やるべき)
・メンバーの当事者意識を高めるために最も無駄なのは、「当事者意識を持て!」と言うことです。そうではなく、「当事者意識」が高められる仕組みをチームの中に埋め込むことが大切です。
・チームの分化、責任、参画感
・”自分ひとりくらい”という落とし穴
・”あの人が言っているから”という落とし穴
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