試験2,3日前から、テイスティングの練習以上に、本番のシミュレーションに時間を使っていた。
シミュレーションというのは、試験が始まったらどういう順番でテイスティング&回答するか、という練習である。
僕が編み出したおそらく最も合格率の高い手法は、
1. まず設問を読んでしまう(生酛系酒母はどれか?五百万石を使った日本酒はどれか?などが問われる)
2. 順番に1つずつテイスティングするのではなく、4種類を全部香りと味を取ってしまい、まず一番分かりやすい生酛を選んでしまう、というものである
というのも、日本酒が4種類出るのだが、以下の3つは必ず含まれるのである
・生酛系酒母の日本酒
・セルレニン耐性酵母の日本酒
・アル添された日本酒(これはセルレニン耐性酵母の日本酒の可能性が少しだけある)
僕の味覚では、生酛は絶対に当てられる自信があった。
というか、生酛を外したら絶対に受からない自信があった。www
なので、まずは生酛を決めてしまう。
次にセルレニン耐性酵母も決めてしまう。
この2つを外したら受からない。
生酛だと分かると、香りや味わいのところも必然的に決まってくるのである。
(生酛というのは味わいが強く、香りも独特な香りになる)
そういった、本番を想定して脳内シミュレーションを何度もやっていた。
シミュレーションした中で、最も合格率の高くなりそうな手法を採用しよう、ということだった。
そして、この時点で、焼酎・泡盛はもう諦める!という決断をしていた。
どう頑張っても、何度練習しても、芋焼酎かどうかさえ当てられないのである。
これは残された時間で成長するのはもう無理だ。
他に時間を使おう。
そして、試験当日を迎えた。
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