2009/04/13

たとう紙が 黄色くなったら 要注意!

今日言いたいことを、5,7,5でまとめてみました。

先日、しみ抜きをお持ちになったお客様のおきものの袖だけに黄色いしみがたくさんあったのです。
なんでだろうと親父と悩んでいたのですが、たとう紙を見てみて氷解。

たとう紙にカビが生えて黄色く変色し、そのカビがきものに移ってしまったのでした。

↓そのときのたとう紙。

もふくや振袖など、あまり着る機会がないきものに多いのですが、きものはたんすにしまっておくと、すぐに5年、10年経ってしまいます。
で、いざ自分が着よう、とか、子どもの成人式に着せよう、と思ってたんすを開けてみてびっくり!ということが少なくないのです。

カビを防ぐための管理方法の理想は、年に2度ほど陰干しをすることです。
ちょうど今は乾燥している時期なので、この機会にたんすを開けてお持ちのおきものを陰干ししてみてください。
その際に、たとう紙が黄色くなっていた場合は、新しいたとう紙に取り替えてくださいね。

カビは最初は白っぽくなり、その後黄色く変色します。
白い状態ならばたいてい丸洗い・しみ抜きで落とせますが、黄色く変色したらほぼ落とせません。

大事なおきものは時々たんすから出して様子を見てあげてください。

丸洗い・しみ抜きのお手入れについては、だるまやのホームページでも詳しく紹介しています。

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