2009/11/22

Microsoft と Googleに盛者必衰の理を感じた

数日前に、GoogleとAppleの時価総額が約17兆円(1700億ドル)で並んだという記事を読みました。

記事には、Microsoftはの時価総額25兆円(2460億ドル)、IBMは16兆円(1580億ドル)と紹介されています。
つまり、現状はMicrosoft>Google、Apple>IBMというわけですが、成長性を踏まえると、いずれ、Google、Apple>Microsoft>IBMとなるだろうということが示唆されているわけですね。

Microsoftの売上の大部分はWindows OSとOffice製品だと思うのですが、(違ったらすいません。)GoogleがChrome OSを市場に出すとその趨勢が変わるかもしれませんね。
最近Chrome OSに関する記事をよく見かけます。

MicrosoftのOSやOfficeの売上は、やはり、パソコンを買うと無条件にMicrosoftのソフトウェアが入っていて、そのライセンス料をパソコンを買った人が無意識に払っていたことに起因すると思います。
買ったときからインストールされていることや今までの慣行から、しばらくはPC上でOffice製品(WordやExcel)を使う人が多いでしょうが、数年したらネット上で使う人が増えるかもしれません。

Google Chromeの基本思想は、パソコンにはブラウザがあるだけで、必要なファイルやアプリはすべてネット上に置こうというもので、これが実現されれば、PCを買い換えるときのファイル移動などの手間が完全になくなるわけで、それは便利だなぁと僕なんかは思うわけです。

Microsoftの優秀な社員がGoogleに引き抜かれてMicrosoftの幹部が激怒したという話が流れたときに、前の会社の部長が、「何言ってんだ、Microsoftだって、IBMの優秀な社員をさんざん引き抜いたじゃねーか」と言っていました。
IBM→Microsoft→Google、Appleという時代の流れを見ながら、僕はふと、平家物語の冒頭、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。」という詩が頭に浮かび、「あぁ、盛者必衰の理というのはあるんだろうなぁ。昔の人はよく言ったものだなぁ。」と想った今日この頃でした。

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