2016/05/01

振袖を引き振袖に仕立て直す 第5弾!

大変好評をいただいている、引き振袖への仕立て直しですが、今回第5弾を納めました。

最初お電話でお問い合わせいただいた際に、なんと三重にお住まいのお母さんからでした。
娘さんの結婚が決まり、成人式の時に着た振袖を引き振袖に仕立て直して着せたいとのことで。
娘さんもとても気に入っている振袖で、成人式のときに着た後に、「結婚するときは絶対これを着る!」と決めていたそうなのです。
が、最初に他のお店に持って行ったら、「無理です」と断られたようで、うちに相談のお電話をいただいた、というわけです。

で、品物を見てみないと分かりませんが、娘さん自身が一度着たのでしたら多分できますよというお話をしました。
お母さんが着た振袖を着せる場合、裄や身丈が問題になる場合がありますが、ご自分が着られたなら大丈夫な場合が多いので。

娘さんは関東にお住まいとのことで、娘さんだけ来られるのかと思ったらお母さんも一緒に来るとのことでした。

ご来店いただいた際に、品物を確認して、これならできます!という話でお請けしました。

ということで、まずは仕上がって試着していただいた写真から。



どうでしょう。素晴らしいですよね。
今回は伊達衿は赤にして、比翼は白にしました。
八掛は元々使われていたものを使用。

引き振袖に仕立て直す場合は、だいたい一度は仮縫いの状態でご来店いただいています。
最近はだいぶ慣れてきたので遠方の場合は無理にとは言いませんが、今回のお客様は横浜にお住まいでしたし。



ということで、こちらが袖と衿が付いていない状態で着ていただいたときのもの。
最終的に仕立てあげる裄や衿の長さを決めます。


で、完成して、まずは長襦袢姿を。



後ろ姿〜。


ご主人さんが写真をパシャパシャと撮っております。

で、髪飾りを創っている親戚の方がいらっしゃるそうで、今回の結婚式用に選んでもらったそうです。
この髪飾りがまた素晴らしかった。



多分売る気はないでしょうから、レンタルとかしませんか?と伝えてくださいと言っておきました。
だるまやで引き振袖に仕立て直された方にレンタルできると喜んでもらえると思うんですよね。

最後は帯を合わせたところ。




とてもご満足いただけたようで、5月末の結婚式が楽しみです。
うー、僕も早く写真観たいな〜。

ほんと引き振袖への仕立て直しはどんな形に仕上げるか考えるのが楽しいなぁ。


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