2008/07/15

コンコルドの誤謬 ~「経済は感情で動く」より~

1ヶ月以上前に購入した「経済は感情で動く」をやっと半分ほど読みました。

人が行う判断は常に合理的に行われるわけではなく、感情に左右されて不合理な判断をしてしまう場合があるということをいくつかの例で記述されています。

まだ半分くらいしか読んでいないのですが、今の時事にぴったりな事柄があったので紹介します。

過去の投資が将来の投資を左右してしまうことを「コンコルドの誤謬」というそうです。
イギリスとフランスが共同開発したコンコルド機は、開発途中の段階から、開発が終わっても採算が取れないことが分かっていた。しかし、それまで投資した金額が膨大だったためそのまま開発は継続され、商用化後さらに赤字を膨らませた。
開発途中に「開発完了後の効果」と「開発続行にかかる費用」を冷静に分析できれば、開発を止めるという判断ができるのだが、「それまでに使った金額が無駄になる」という意識がどうしても勝ってしまうわけですね。

渡辺喜美行革大臣と舛添要一厚労大臣が廃止か存続かでもめている「私のしごと館」がまさに「コンコルドの誤謬」と同じ状況ですね。
確かに立派な建物だとしても今までもこれからも採算が取れない以上、廃止せざるを得ないと思うのですが。
それで浮いたお金で原油高騰で困っている漁業関連者を助けてくれれば文句なしなんだけどなぁ。

行動心理学で面白いブログを見つけたので紹介します。
非常識転換マーケティングで大儲け!!
「経済は感情で動く」に記載されている行動心理の多くが紹介されています。


さて、今日は朝から丸洗いとしみ抜きの札紙をつけて、お店のわき道の草むしりをしました。
明日は朝から洗い物なので、午後は洗い物の準備をしなければ。

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