2009/12/28

反対意見を聞くことが大事

愛読しているさとなおメモの佐藤尚之さんは、いちブロガーとして鳩山首相と会食をして、その場で政治家と国民との距離を近づけるべきで、その方法として、Twitterを使ってみてはどうかという話をしたということを聞いて、僕も、「確かに首相が身近な存在になるとみんなが政治に関心をもってより良い日本になるなぁ」と思っていました。
で、先日、これまた愛読しているブログ、「広告って、なに?」の、「小泉純一郎の幻影。を読んで、なるほどなぁと思った。


---ここから引用---
twitterというのは、情報の断片であるが、きちんと追っていけば当然いろんな文脈が見えてくる。しかし、いざ首相が使えばつぶやいた「断片」だけが一人歩きするだろう。
おそらく国民と政治の距離と言うのは近づける、という前提に誤りがあるのだと思う。有権者が政治を判断するには適切な距離が必要であり、過剰な接近コミュニケーションは正しい判断を鈍らすだろう。
---ここまで---


まぁ国民と政治の距離なんていう難しい話は僕にはよく分からないのですが、一つ思ったのは、ある意見があったとき、自分が「こうだ」と思うことがあったときに、「そうじゃない」と言う人の意見を聞くことはとても大事なことなんじゃないかなということ。

どうしても自分の仕事や立場から見た意見に偏ってしまうし、自分の考えと違うことを言われると自分を否定されたような気持ちになってしまいますが、反対意見を聞き、相手の主張をしっかりと受け止めた上で、自分の主張を見つめ直すことで、さらに考察が深まっていくものです。
きっと深い考察を持っている人は、白か黒かを考えるときに、白を主張する自分と黒を主張する自分でディスカッションができるんじゃないかなぁ。

商売をする上で、お客さんの立場にたって考えることが大切だと思うということは何回か書いた。
お客さんの立場にたって考えるということは、自分自身を客観的に分析することが必要になってくる。
それは自分の弱みを目をそらさず冷静に見つめることであり、ライバルの強みを強みとして受け止めた上で、じゃあ自分はどう闘っていくかを考えるということだ。
お客さんの話の中に商売のヒントがたくさん詰まっているわけで、それが仮に自分のお店の批判に聞こえたとしても、それをしっかりと聞き漏らさない、目をそらさないことが大事だと思う。

今はまだ自分がメインでやっているわけではないので、そういったことが下から意見できるのだけど、自分がメインになったときにどれだけ冷静に見つめられるだろう。
自分の仕事に誇りを持てば持つほど、好きになればなるほど、否定されたと感じることが増え、客観的に見られなくなってしまうのかな。

反対意見を聞く姿勢をちゃんと持って物事を考えていこう。

2 件のコメント:

  1. 仕事では自分が正しいと言う考え方を確立すること、そしてそれが正しいと証明出来ること。最初は否定されても最後は成功で終わることが大事。
    仮に失敗するならそのプロセスで失敗しないことを納得できる仕事をすること。それにより検証が出来るのと、失敗に納得できる意味が出来る(諦めがつくということ)
    ただし、対顧客はそうは行かない。
    その場が一番大事なのだ。
    でも全て顧客が正しいわけではないので否定することが出来ることが大事。たった一人の客を優遇することが最悪全て会社の非になることもあり得る。切ることも大事なのだ。

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  2. >ozzyさん
    コメントありがとうございます!
    自分が正しいという考え方を確立する過程で、反対意見を聞くことが大事なんじゃないかなと思って書きました。
    ちょうど僕もその過程を歩んでいるわけでして。
    まだまだお客さんを優遇するとか、切るとか考えられる段階にはいないので、来ていただいたお客さん全員に全力投球でございます、はい。
    「失敗しないことを納得できる仕事をすること」っていうのは、共感しますね。
    自分に妥協せず、恥じない仕事をしようと思います。

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