2010/01/18

昔の洗い物のことを親父から教わる

今朝は洗い物から始まりました。



だるまやでは反物を洗うときに、元"きもの自動洗濯機"を"反物送り機"として使っています。
写真で親父が反物を洗っている台の部分ですね。
元々は"きもの自動洗濯機"として製造されたものらしいですが、"自動で洗う"部分が全然汚れが落ちずに使えなかったらしいので、今では"反物送り機"として使っているわけです。

この機械がある前は、桶にお湯を貯めて、大きな板の上で洗っていたらしいのですが、それと比べてどれくらい楽になったのか?と聞いてみました。
一番楽になったのは、色が出にくくなったことらしいです。
桶に反物をつけておく時間が長いほど、色の出やすい反物からは色がにじんできてしまいます。
そのため、色が出そうかどうかかなり敏感になったらしいのですが、この"反物送り機"だとお湯の中をくぐるだけなので、色が出にくいのです。

もちろん洗うスピードが上がったことは言うまでもなく、これによって洗い張りの量を多くこなせることで、洗い張りの値段を抑えることにもつながっているわけですね。

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