さて、昨日洗った反物たちを乾かして、伸子張りをする準備です。
おきものは洗う前にすべて解いて、端縫いをして、反物の状態に戻してから洗うのですが、洗ったときに端縫いが解けてしまう場合があるのです。
そのままでは伸子張りできないので、ほつれたところを直す作業が必要になるわけですね。
↓直している親父
この大島は、洗ってほつれた部分以外に、元々の縫い目がだいぶ弱くなっていて、そこも縫っておく必要がありました。
本湯通しをせずに仕立ててしまうと、本場大島は年月とともに弱くなってしまいます。
僕らは「生地をのりが食ってしまう」と言っているのですが、仕立てる前に本湯通しをしてのりを落とすことで、風合いも格段に良くなります。
最近はこういった手間をかけずに仕立ててしまうお店が多いようですけどねぇ。
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