2012/03/17

映画「しあわせのパン」の感想

先月観た映画、「しあわせのパン」の感想を書き忘れていたので、忘れないうちに書いておこうと思います。
ちなみに、僕が今まで観た映画の中で一番好きになりました。

大泉洋さんと原田知世さんが演じる、北海道でパン屋さんを始めた夫婦の話です。
そのパン屋さんをたくさんの人々が訪れ、一人ひとりのストーリーが描かれます。

カンパーニュという言葉は、パンを分け合う仲間という意味だそうで、大泉洋さんが焼く美味しそうなパンをお客さんたちが分け合うシーンが印象的でした。

でもって、とにかく映像が美しい。
北海道の大自然を舞台に、焼き立てのパンだったり、大雪原だったり、すべてのシーンが写真のように美しかったです。
シーンが変わるごとに、「ほんと綺麗だなぁ」と毎回思わされました。

起承転結を日本の四季に絡めていて、ストーリーが季節ごとに移り変わっていきます。
夏は運命的な出会いから始まる恋、秋は親の離婚で寂しい想いを抱き続けてきた子どもの親との和解、冬は長年連れ添った熟年夫婦が人生を振り返り、春は新しい生命の誕生。

ハリウッド映画のようなハラハラドキドキした感じとは対極とも思える、なんだかジワーッと来る良さでした。
ほのぼの感、もの寂しさ、悲しさ、希望などたくさんの感情が穏やかに湧いてくるのが、とても日本的だなぁと感じましたね。

そして映画の最後に流れる曲が、矢野顕子さんと忌野清志郎さんが歌う「ひとつだけ」という曲。
この歌、Bank Bandもカバーしていて、それを聞いてすごく好きになった曲なんです。
映画にぴったりだなぁと思って後で調べてみたら、三島監督はこの曲にインスパイアされたらしいですね。





ひとつだけ

離れている時でも僕のこと忘れないでいてほしいよ ねぇおねがい
悲しい気分の時も僕のことすぐに呼び出しておくれよ ねぇおねがい


しあわせのパンの公式ホームページはこちら

昨日まででほとんどの映画館で上映終わっちゃってました。。。。。
もっと早く書けよって、俺。。

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