2009/04/06

RSSリーダーのススメ

最近だいぶRSSリーダーのお世話になっています。
ちなみに僕はGoogleリーダーを使っています。

もともと僕はRSSリーダーを知ってから使い始めるまで、かなり時間がかかりました。
会社時代に先輩であるぉぉっゃさんから、RSSリーダーを使ったほうがいいよ、と勧められていたのですが、なんとなく使う理由が分からなかったので、使わなかったのです。
それが今ではRSSリーダーなしではネット生活を満喫できないなぁと思うほど、RSSリーダーのお世話になっています。というのも、ネット生活が長くなるに連れて読んでいるブログが増えてきて、10を超えたあたりから管理できなくなってきたのです。以前は、読んでいるブログに毎日アクセスして、更新されているかチェックしていたのですが、それだと時間の無駄が多いのです。

そこでとりあえず使ってみるかな、くらいな軽い気持ちで使い始めたのですが、使いこむに連れてRSSリーダーの利点を感じるようになってきました。

まず、登録しているブログが更新されているかを自動でチェックしてくれて、更新分だけを閲覧できる機能。人から言われるとなかなかイメージしづらいかもしれませんが、例えば20個ブログを登録していると、20個のブログのうち更新されている記事を更新順に表示できるわけです。
地味ですが、かなり時間の節約になる機能ですね。

次に、検索や好きなブログのリンクから気になった記事を見つけたら、そのブログをRSSリーダーに登録しておくことで、そのブログのことを忘れずに追読することができることも利点です。
例えば検索から良い記事と出会ったとしても、何かしらメモしておかないとすぐにそのブログの存在を忘れてしまいますよね。そんなとき、5秒程度を使ってRSSリーダーに登録しておけば、今後もそのブログを忘れずに読むことができるわけです。
これも地味に良い機能。
そのため、気になった記事をキーとして、どんどんRSSリーダーに追加しておき、後でやっぱりあんまり興味なかったなぁと思えば削除すれば済むわけです。今では60以上のブログを読んでいますが、RSSリーダーを使わないと時間がかかりすぎて実質的に不可能だと思うようになりました。

ほかには、気になった記事を友人と共有できることも嬉しい機能ですね。
このGoogleリーダーの機能は、最近使い始めて、これから使い込んでいきたいと思っているのですが、気になった記事があれば、共有というボタンをワンクリックするだけで、登録してある友人にその記事が送信されるのです。友人(ぉぉっゃさん)から勧められた記事がきっかけで、そのブログを愛読するようになることも多々あります。
(なんかネットの新技術はほとんどぉぉっゃさんから学んでいる気が・・・。)


以前から、情報化社会としきりに叫ばれていますが、情報の洪水というのをはじめて実感し始めていると思う。ネット関連の仕事やIT大好きな人以外で、本当に情報洪水を体験している人ってそれほど多くないと思うんですよねぇ。。
昔から情報が氾濫していて、玉石混交の情報の中からいかに玉を抽出するかと言われていましたが、僕は、本当の意味で情報洪水というのはここ数日で実感し始めたと思っています。
今の仕事になってから、読む本はさらに増えてますし、テレビやラジオなども聴いていますが、以前も今も洪水というほどではないなぁと思っていました。というか、今振り返ってみるとそれほど情報洪水を味わっていなかったと思う。
それが、閲覧しているブログが増えるに連れて、だんだんと洪水に飲まれ始めたなぁと思うようになってきました。なので、本当の意味で情報の整理というか、情報化社会を快適に生きていくためのツールの必要性というのをやっと肌で感じるようになってきたわけです。

また、テレビは後傾姿勢(勝手につけました)、インターネットは前傾姿勢のメディアと言われていますが、RSSリーダーは後傾姿勢と言えるのではないか?とも最近思っています。
インターネットで何かを調べるときは前傾姿勢になりますよね。目的があるから。
でも、とりあえず登録しているブログをばばっと読むときは後傾姿勢になっています。
その中で気になる記事のときだけ、「おっ」と思って、前傾姿勢になって詳細を読むという感じ。
考えてみるとテレビもそうで、すべてが受身なわけではないですよね。すごい気になる番組や考えさせられる番組のときは前傾になっているから。
ただ、テレビはテレビ局が選んだ番組を見るしかないわけですが、RSSリーダーの場合はまず自分が気になったブログを登録するところから始まるので、選択の自由がテレビ以上にあるわけです。興味がなくなってきたら登録を削除すればその後は見ないで済むわけで。
そういう意味では、チャンネルが無数にあるテレビとも言えるような気がしてきます。
ただ、やはり文字情報である以上、漫才など"間"が重要なコンテンツは100%力を発揮できないですが、Youtubeなどの動画配信サイトもRSSリーダー上で閲覧できるので、カバーできるでしょう。

昔、会社の先輩がインターネットが普及していっても常に前傾姿勢でいるのはやっぱりツライから、情報を選択して伝えてくれるテレビのような存在はやっぱり必要なのではないかと言っていました。これは確かにそうだと思うんですけど、RSSリーダーはテレビとインターネットのいいところ取りを実現してくれるような実感がありますね。まぁ最初に一度選択しなければいけないので、テレビとはちょっと違うか。


というわけで、RSSリーダーにはまっているのですが、小学生くらいの子どもまでがRSSリーダーを使うのが当たり前になってくると一体どういう社会になるんだろう。
子どもにまでインターネットが普及してくると、今までは良くも悪くもテレビによって培われた暗黙知が失われ、共通の話題がなくなるのかな。
僕が小学生のころは、「昨日のドリフ見た?」のような話から会話が始まっていたんですけどね。
とはいえ、プロフなどが流行っているわけで、やはりどこかで共通項を作り出して、派閥というかグループはできてくるんですかね。
ただ、そのグループの成り立ちが僕が小学生だったころとはだんだん変わってくるのかもしれないですし、もう既に今の小学生の中では当たり前のように変わってきているのかもしれないなぁ。
最近小学生や中学生と話してないから分からないですけど。

あと、情報をユーザが選んでそれしか見なくなってくるとますます広告業界が厳しくなるのでしょうね。良くも悪くも少数⇒多数だったテレビ時代に比べて多数⇒多数のネット社会では画一的な価値観を作ることは難しくなるだろうし。
まぁそもそも昔に比べてCMを見て「これは欲しい!」と思うようなものが今の時代に少なくなっているだろうから、広告業界が今後厳しくなることは目に見えているのかもしれませんね。


と、なんか収拾つかない感じになってきてしまいましたが、お勧めのブログや情報管理ツールなどがあったら教えてくれると嬉しいです。
Googleリーダーの使い方もまだまだぜんぜん分かっていないひよっこですし、きもの関連のブログもたくさん読んで勉強していきたいと思っていますので。

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