2015/09/20

吉野家のベジ丼発売理由を読んで思ったことを。

最近読んだ記事で面白かったものを紹介。

- - - 参照 - - -
【吉野家のベジ丼】客がまったく求めていない商品を販売した理由がスゴい!


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吉野家で最近「ベジ丼」なるものを発売したらしいです。
その名の通り、味付けした野菜がご飯に乗っているだけの丼。
肉は一切使っていないそうで。

このメニュー、社長が自ら企画して製品化したらしいのですが、社内からは猛反発があったらしいです。
反発というか、「売れない」という意見が多かったらしく。

そんなメニューを社長が考えて発売に踏み切った理由が、「自分が食べたいから」だと。

もちろんそれだけではなく、
吉野家の客層の一番は40代男性で自分と同じ世代であり、
その世代はそろそろ健康面を気にしだしていて、
野菜を食べなきゃなぁと考えている、
という理由があったらしいです。

ですが、最終的には、自分の判断で決めた、と。

僕は今の時代これが一番大事だと思うんですよねぇ。
みんなで考えて、みんなが良いと思うメニューは得てして中途半端でダメなんですよね。
失敗するかもしれないけど、リスクのある挑戦をし続けていないと、今の時代すぐ飽きられてしまうんだろうな。
飲食業界は本当に厳しいものですね。。

・・・

先日、とあるタウン誌に記事を書いている方から取材を受けた時に、どんなお店にしたいですか?と聞かれて、僕は、「自分が行きたいと心から思えるお店」と応えました。

お店をやっていると、提供する側の論理になっていっちゃうんですよ。
例えば、お客さんから見たら絶対こうした方が良いと思っても、今までと違うことを始めようとするとだいたい内部から反発があるんですね。
とはいえ、僕がお客さんだったら絶対そうしてほしい、と思う場合は反発があってもやることにしています。
今年もいくつか作業の流れや、細かい諸々変えました。
お客さんから気づかれる程の変化ではないのですが。

ふといつもの作業をいつもどおりこなしている時、お客さんや理恵さん雅美さんから何か質問されて、「それは〇〇な理由でこうなってるんだよ」と返事をした時、そういう何気ない時になるべく、「いや待てよ、本当にそうか??」と自分に問いかけるようにしています。
今まで習慣でやってきているだけで、ゼロから考えたら違うやり方のほうが良いかもしれないと、改めて考えなおしてみるのです。
これってトヨタの「Whyを5回問いかける」と同じですかね。


もし仮に僕がだるまやをやっていなくて、「きもの好きの30歳男子」だったとして、呉服屋を探しているときに「だるまや」を選ぶかどうか。
そして、だるまやを選び続けるかどうか。
そこは絶対選び続けるように日々少しずつ良いお店にしていきたい。

自分が一番自分のお店を好きでいられるように、自分の仕事一つ一つに真摯に取り組んでいきたいと思っています。


なるべく、ね。。。笑

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