昨日、お客さんが洗い張りからお仕立てのおきものを持ってきてくれました。
真夏は仕事がいつもより落ち着いているので、普段は仕立て屋さんに任せているきものの解き作業を自分でやってみました。
和裁をやったことがないので、きものがどう仕立てられているか細かい部分は知らなかったのですが、解く作業の中でいろいろと勉強できました。
がしかし、運悪く縫い方が通常の波縫いではなく、半返しという縫い方だったため、解く作業が物凄く大変でした。
通常、直線を縫うときは、1,2,3,4と縫っていきますが、半返しの場合、1,3,2,4と縫っていくそうです。
僕自身、まったくの素人だったので、「こうやって縫うものなんだ~」と思いながら解いていたのですが、あまりにも時間がかかっている僕を見かねた親父に話しかけられて理由を説明すると、「半返し縫いになってるのか。。」と教えてもらいました。
波縫いであれば糸を引っ張れば抜けるのですが、半返しになっていると引っ張っても抜けないのです。
そのため、着崩れはしにくいのですが、縫うのも解くのも非常に労力がかかります。
部分的に半返し縫いを使うそうですが、ここまで全体的に半返し縫いで縫ってあることは珍しいらしい。
初めての解き作業でえらいものに当たってしまったなぁ。
解くのに必死でどこがどう縫ってあるか細かく見ていく余裕がなかったので、また次回自分で解いて勉強したいと思います。
解いている作業の写真も載せようと思っていたのですが、そんな余裕もなく。
次回は必ず。。
0 件のコメント:
コメントを投稿