今では昔ながらの洗い張りをしているところが少なくなったので、時々仕事場見学に訪れる方がいらっしゃるようです。
うちは、きものを洗う場所と伸子張りをする場所が分かれているので、まずはきものを洗う場所で洗い方、ゆすぎ方を説明。
その後、場所を変えて、伸子張りの実演を行いました。
せっかくなので、見学に来られた方にも伸子張りを体験していただく。
自分でやってみるとなかなか難しいので、親父の手元を真剣に見ていました。
その後、伸子を張り終えた反物に布のりを引いていく。
布のりは天然の布のりを使っているのですが、なぜ天然の布のりがいいのかや、生地によって布のりの濃さを変えていることを説明しました。
最後は皆さんがきものに関して思っている疑問などに親父が一つ一つ応えていました。
パールトーン(撥水加工やガード加工とも言いますが)はやったほうが良いのか?とか、洗い張りはきものにとってなぜ良いのか?とか。
昔はおばあちゃんや近所の人できものに詳しい人がいたと思いますが、今は身近にきものに詳しい人がほとんどいなくなってしまったので、ちょっとした相談に乗ってくれる人というのは意外と貴重なのかもしれませんね。
僕は毎日親父と話しているので、あまり感じなかったのですが、もっとお客さんと気軽にコミュニケーションを取れる手段を模索してもよいのかなぁと思いました。
仕事場見学の後は、皆さんがお持ちになったきもののお手入れを受けて、おいしいランチのお店を紹介しました。
遠いところお越しいただきありがとうございました!
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