去年も一度同じ仕事をしましたが、ゆかたを着る時期が近くなると、絞りのゆかたの幅出しを依頼されることがあります。
↓巻いてある状態
まずは、伸子張りをするように、ゆかたを張り手で張ります。
↓幅出しする前の幅はだいたい25cmといったところでしょうか。
伸子を張った後、霧吹きで全体にまんべんなく霧を吹きかけます。
なぜ霧吹きを行うかというと、幅を出すためには生地を濡らす必要があるのですが、水につけてしまうと色がにじんでしまうためです。
簡単に見えますが、生地の耳の部分に水がたまらないように霧吹きを行うのはなかなか難しい上に結構握力を使うのです。
その後、乾かしてから湯のしをして幅をそろえて仕上げます。
しまった、仕上がった反物の写真を撮り損ねた。。。
きもののお手入れの世界はいろいろあるなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿