2014/03/18

大学生だった元が今日で最後のアルバイト

僕の母方の親戚の元(げん)が今日で最後の仕事でした。
思えば、2年半ほど前(であってるよね?)、姉とだるまやで飲みながら仕事の忙しさを話していたときに、「誰か親戚で働いてくれる人いないかな?」という話をして最初に思いついたのが元でした。
ちなみに元はうちの母の妹の子どもです。

で、すぐ次の日に電話して、「うちで働かない?」という話をしたところ、「週に1日なら働けます」ということで働き始めたわけです。

掃除や片づけなどもお願いしつつ、俺がきものを洗って元がゆすぐという役割で一緒に仕事をしながら、いろんな話をしてきました。
うち以外で2件アルバイトをしていたのですが、彼が一番頑張っていたコンビニのバイトの近況を毎週聞きながら、季節のイベントでどうやってお客さんを増やし売上を伸ばすかについて話しましたね。

僕は基本的にアルバイトだからとかパートだからとか雇用体系で仕事に対する取り組み方を変えるべきではないと思っていて、拘束時間は違えど売上を伸ばすことについて皆がアイデアを出し実行すべきだと思っています。
なので、アルバイトだろうがパートだろうが仕事の出来不出来で相応の報酬は支払うべきです。
そういった考えをベースに、与えられた仕事に対して成果を追求する姿勢、「アルバイトなんだからこの程度でいいかな」という仕事をするのではなく、「もっとこうできたら面白いじゃん」という仕事をしていくように話していました。

冬に向かう時期におでんを売ろうという企画があって、その作戦をきものを洗いながら話していたことは印象に残っています。
学生バイトだった彼におでん販売促進企画のリーダーをやってみろという仕事が降ってきたんですね。
同じ企画の前回の結果などを聞いた上で、今回の目標を考えると、既存のお客さんに事前予約注文を増やす努力が鍵だけど、その前に「それって目標の売上を達成したらレジがパンクしてるじゃん」みたいな話をして、レジをいかにスムーズに済ませるかも課題で、事前に常連のお客さんにプリペイドカードを持ってもらった方がいいよね、とか。
んで、俺はそこで考えたことをパワポにして店長以下、同僚に持って行きなよと言ったのでした。
その時は「アルバイトなのにそこまでするんですか?」と言っていましたが、結局持っていったらしく、結構反応良かったらしいです。

そんなこんなで大学時代にアルバイトをしていたコンビニの本社に採用が決まり、今日でうちの仕事も無事終わりを迎えたのでした。
僕としてはだるまやで自分が仕事を頼んで採用した最初の年下であり、自分が辛い状況を救ってくれた恩人でもあります。
仕事の面もそうですが、後輩ができて自分自身を奮い立たせる気概が生まれた部分が大きかったですね。当時ちょっと弱っていたので。。

言ったことを絶対に嫌がらないというのが彼の長所でしたね。

僕も前の会社を辞めることが決まった後、それまで仕事を教えてもらい一緒に仕事をしてきた超尊敬している先輩と飲んだ時に、「八木の長所は素直なところだよね」と言ってもらったことを今でも覚えています。
a-nationというavex主催の夏フェスに仕事で行った帰り皆で飲んだ後に「もう一杯行こうか」と言われた時のことです。
「まぁなんかいろいろあるけど、一番は素直さだよなぁ」と。
入社時からIT技術は皆無で、結局辞めるまで技術といえるほどのものは何一つ身につかなかったのですが、だからこそ周りの人がめんどくさそうな、嫌がりそうな仕事を率先してやるようにしていました。僕よりはるかに技術や能力がある人が社内の事務処理に忙殺されているのが勿体無かったですし、事務処理は得意だったので。

会社を辞めてだるまやに来て6年が経ち、大学生の親戚がだるまやを巣立っていくのを見て、感慨深いし、僕自身会社を辞めた時のことをちょっと思い出してしまった。
なんか会社時代にあったはずの素直さや謙虚さをどんどん失ってしまっている気がする。。
仕事を覚えていって先輩になっても後輩に偉そうにせず、自分が人の役に立てることを率先してやっていこうと思っていたはずなのに、このところそうした初心を忘れてしまっていたかもしれない。

元が働いてくれて僕自身も成長させてもらったのかもしれないです。
2年半という短い時間でしたが、一緒に働けて楽しかった。
これからは同じ社会人としてお互いの目標に向かって頑張って行こう!


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