2011/08/22

帯の前の柄が綺麗に出ない

ばあちゃんは帯を締める時の手が通常と逆なのです。

帯の中には左右で柄の雰囲気がだいぶ異なるものがありまして、その場合、前の柄がうまく出なくなってしまう場合があります。

ちょうどそんな帯があったのでご紹介。

↓こちら。


柄が左右で異なるので、お太鼓はいいのですが、帯を締めるときの巻き方で前の柄の出る向きが変わってきます。

↓本来は、こっちが出てほしいのですが


↓ばあちゃんが締めるとこっちが出てしまう。。。


実際に締めてもらった方が分かりやすかったですね、、すいません。

ということで、前の柄の部分にはさみを入れて、左右を逆さまにして仕立て直すことにしました。
はぎの部分は見えない位置に隠せるので、外から見ても分からないのでね。

しかし、きものの世界はいろいろとありますねぇ〜。

2 件のコメント:

  1. 帯には関西巻き利根関東巻きがありますから
    前柄が違うとあれっと思うことがありますね。
    私は普段関東巻きですが、関西巻きでも
    柄によって締めたりします。
    母が京都人なので本来関西巻きなのですが
    本人が左利きでしたので、
    どっちもやってまして、
    私もいつの間にかそうなりました。
    便利っちゃぁ便利ですが、
    たまにやると「えーと」と
    途中で手が止まります。

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  2. >とんぼさん
    人によって締め方違いますよねぇ。
    総丈や、前の柄とお太鼓柄の間の長さ、巻き方など、帯一つとっても学ぶことがたくさんあって大変ですが、それがまた楽しいものでもあります。

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