2016/01/05

仕立て屋さんとの集い

仕立てをお願いしている仕立て屋さんで横浜に住んでいる方がいまして、毎年年初に挨拶に来てくれるのです。
市外の方は基本的に郵送で仕事をお願いしていて、やりとりは電話でしているので、こういった会える機会を大切にしています。
で、この機会は貴重だし、他に仕立て屋さんも呼ぼうと思って、去年から、茅ヶ崎に住んでいる仕立て屋さんも交えて、仕立て屋さん3人と僕で話し合う機会にしました。

今日がその日だったので、横浜から来ていただく仕立て屋さん2人と、茅ヶ崎の仕立て屋さんと僕の4人で話しました。
今日僕が話したかったテーマは「足し布」についてでして、だるまやとしての足し布に関する基本ルールを作るという目的がありました。
とりあえず僕が考えていたものがいいかなとなったのですが、その過程でいろいろと議論が深まって、思った以上の成果があったと思います。
今後、身丈に足し布をすることは確実に増えると思うので、基本ルールを作ることは必須だと思っていたので、きっと今後活きてくると思います。

それ以外に、普段仕事をしていてやりづらい点だとか、もっとこうしたら良くなるのでは?という課題を話したり、だるまやの商売の状況を少し話したりしました。
僕はこの会はめちゃくちゃ大切にしていまして。
みんな、僕がこの仕事を始めてから知り合った仕立て屋さんということもありますし、うちの商売の根っこの部分だと思ってますし(だるまやの一番の強みは「洗い張りから仕立て直し」です)、人間的にも尊敬している方々なのです。

いや、本気で思っているのですが、お店をやっていて思うのですが、僕のやっていることなんてほんとちっちゃな部分なんですよ。
今日も理恵さんと一夫くんが伸子張りをしている最中、僕は店番しながら本読んでましたしね。昼にかつ丼作って、午後は仕立て屋さんが来るからお茶とお菓子の仕度してましたし。笑

一番嬉しかったのが、茅ヶ崎に住んでいる仕立て屋さんは車で来ていたのですが、だるまやの駐車場を出た後、ちょっと車を停めて引き返してきて、横浜に戻る仕立て屋さん二人に「また来年まで会えないので名残惜しいですね」と言ってくれたこと。
もちろん横浜から来てくれた仕立て屋さんも喜んでましたね。

「また来年もみんな元気で会いましょうね」と言って分かれました。
なんかそういう人間関係を築き始めていることが、めっちゃ仕事のやりがいだなぁと思いましたね。

だるまやをホームベースとして、仕立て屋さん同士、広く言えば職人同士、もっと言えばお客さんと職人の方たちがつながっていけるようにできれば、きっともっと良いお店になれるんだろうなぁと思った今日この頃でした。


今日の酒は格別でしたね〜。笑笑




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