2020/04/14

平塚お弁当まっぷを創って全力を注いでいる理由

3月から、飲食店の売上が急激に悪くなっていった。
僕の行きつけのお店も店内での営業をやめ、テイクアウトのみの販売になってしまった。
僕はその頃、まだその対応は早いんじゃないかなと思っていた。

4月に入り、飲食店の厳しい状況は、より厳しくなっていった。
そんな状況で、小田原で飲食店のテイクアウト情報をまとめて発信している人がいることを知り、「平塚でも同じことがやりたい!」と強く思って、僕が所属している「平塚まち活」のメンバーに伝えた。

僕は個人でもやるつもりだったんだけど、まち活の正式な事業にしてもらったほうが動きやすいし、色んな人に協力してもらえると思ったからだ。

最初はFacebookページでテイクアウトのお店の情報を発信していくつもりだったのだが、まち活メンバーの一人が、府中でお弁当マップというアプリを創った人がいると教えてくれた。
それが4月2日の12時くらいだったと思う。

で、まち活メンバーでも「これいいね!」と盛り上がり、僕はすぐに仕様を調べて、「これ、創ります!」と宣言し、15時にはプロトタイプを創ってみんなに見せた。

その日の夜にまち活の会議があったので、その会議上で、4月4日(土)正午のオープンを目指すことと、最初の店舗は足で稼ぐので協力してほしいことを伝えた。
(会議はZoomメインで行った。時代は変わったなぁ。。笑)

みんな協力してくれて、ほぼ予定通り4月4日(土)の正午前に、最初は10店舗でオープンした。

平塚お弁当まっぷはこちら
https://hiratsukabentomap.glideapp.io/

最初は10店舗だったのだが、今日(4月14日23時時点)で、63店舗まで増えた。
登録希望の店舗の方向けに、アプリから入力フォームへアクセスできるようにしておいたのが良かったと思う。

平塚お弁当まっぷのオープン後は、だるまやを閉めて、食事をして、吾一が寝てから、もろもろ片付けをして、お弁当まっぷを更新する日々を送っている。
(毎晩1時間〜2時間くらい使っている。)

で、なぜここまで全力を注いでいるかというと、コロナによってめちゃくちゃ大きい変化が来ると思っているからだ。

今飲食店は店内営業がしづらくなり、お客さんも来なくなり、とても厳しい経営状況になっている。

だが、これを、コロナでの緊急事態宣言による「一時的な」ものだと思ったら、それは間違いだと思う。

いつ緊急事態宣言が解除されるか分からないけど、解除されたとしても当面は大勢で飲食することは制限されるだろう。
なぜなら、いったんコロナが落ち着いても油断したらまた広まって、また緊急事態になるからだ。

画期的な治療薬やワクチンができて、インフルエンザと同じくらい社会的に許容されるようになるまで1年以上はかかると思う。

それまでどうやって飲食店が生き残るか?
今の状況でテイクアウトだけじゃ焼け石に水だとは分かってる。
でもだんだんと食生活は変わっていくし、今までテイクアウトなんてしなかった人もテイクアウトの良さが広まっていくと思う。

そういった変化を辿っていくなか、じゃあ1年か2年か分からないけど、ワクチンや治療薬ができたとして、コロナ前のような生活に戻るのか?

一度変わってしまった生活スタイルはなかなか戻らないし、ワクチンや治療薬があっても感染リスクを取れない人は一定数いる。(高齢者や基礎疾患のある人など。今でもインフルエンザで年間何千人となくなってしまうように。)

コロナが社会的に許容された頃にも、今の時期にテイクアウトやデリバリーを経験した人は、飲みにいくことなくテイクアウトを利用するのではないか。
居酒屋の未来は、飲みにきてくれる人とテイクアウトを買ってくれる人の両方から収益をあげなければ厳しくなると思う。
もっと言うと、オンラインでエンタメを提供できるところは伸びる。
(今でもショウルームとか、ニコ生とかでやってるけど。)

グラフにしたらこんな感じ。
(割合は適当です。概念だけね。)



とか考えると、ここ1ヶ月は休業しておくのも手だけど、その先は、外食しなくなった人にどうやって買い物してもらうかを深く考えたお店が勝つ未来が待っている気がする。

その未来には、今のお弁当まっぷの進化系(これはもうまち活の手を離れているかもしれないけど。)が役に立っているはず。

その未来のために、今できることを必死にやらなきゃいけないし、今まで散々楽しませてもらった飲食店に最大限恩返ししたいと思って、毎日お弁当まっぷを更新して、仕様追加して、とやっているわけです。


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